絵を描く時間がない!と嘆く人はとりあえずiPad ProとApple Pencil買えばいいと思う
どうも、スワンです( 'ω')
再三、騒いでるのですがiPad ProとApple Pencil買ってから軽めに人生変わりました。いやホントに真面目に。めちゃくちゃ描くようになった今のところ。
iPad Proすごい
アップルさん本当にありがとう。 仕事がらPC本体を持ち歩くことが基本多かったからまさか板とペンに救われる日が来るとは思ってもみなかった。なので今回は働きだして絵を描く時間が取れなかったり、iPad Proで絵を描くのどうなの?って買うのを渋ってる人の参考になればと思います。
とはいえ 万人ウケするアイテム ではないと思うので、どんな人に向いてるかとか、思いのほか良かったことを中心に書こうかなと思います。
目次
買ったもの
わたしのお絵かき事情
今思えば幼稚園くらいから絵を描くのが好きでずーっとお絵かき帳を描き潰してたし、小中は防火ポスターとかで賞狙って図書券荒稼ぎするのが楽しかった。 元エンジニアの父の影響もあって小6ぐらいでホームページビルダーで遊びだして、中1くらいで初めてペンタブを触って感動した。PhotoshopはCS初代を大学に入るまで使い倒した。
高2までは高校の美術の先生になりたかったし、最終的には進路を美大に志望変更して美術予備校に通ってどうにか某美大に入るところまでこじつけた。 現代美術も良かったけど、まったりイラストを描くのもやっぱり好きで、コミケも行くしデザフェスも行ったし挿絵の仕事もたまにしたしゆるーっと何かしらを描いていくと思ってた。
そんなわけで、自分でもそこそこ絵が好きな自負はあってなにかと描き続ける人生を過ごしてきたわけだったけど、就職と同時にこれがガラリと一変する。
働きながら描く難しさ
もちろん仕事は楽しかったし、デザインも開発も好きだったけど、創ることは別に続けたかったのでわざわざ家にアトリエスペース作って両立を目論みた。
ところがどっこい、それがただの物置になったのは一瞬だった。
社会人、やりたいことありすぎ
びっくりするくらい時間がない。時間がないっていうと日頃の効率化が出来てない感じがしてあれですが。 仕事で身につけたいこと調べたいこと山積みだし、仕事関係含め読みたい本爆増して積ん読パラダイスだし、土日しか休みがないから美術館に出かけたり人に会うとか買い物とか物理的なイベントごとが集中しがち。
私にとっては隙間時間に「机に座ってペンタブを持つ」って行為がとにかく重すぎた。それに引きずられたのか油絵とかアートの描く時間もほとんどなくなった。
こんなんじゃ駄目駄目じゃんかーって思いながらも行動できなくて、どこか後ろめたい気持ちでずっと過ごしてました。
iPad Proを買うきっかけ
そんなとき、知り合いがiPad Pro買ってきてしました。しっかりペンまでセットで。 ちょっとだけ…特に考えもせずに触って落書きさせて貰った。
衝撃が走った
先月Go Pro買ったばっかでガジェット買いすぎだったから本当に悩んだけど、ここまで発作的に欲しくなることって1年にあるかないかだからここは本能に従いました(負けました
さて、無駄に長くなった熱い気持ちと前置きはこのくらいで。さっそくiPad Proについてレビューしたいと思います。
iPad Proが向いてる人
ズバリ、明確に言えるのは
質より量タイプ
- とりあえず毎日描きたい
- 線画だけでガリガリ描きたい
- 水彩ブラシとかでで少し着色すれば十分
- 解像度とか気にしない
- ネット完結
- Twitterとかに気軽に吐く用
- 原稿の下書き@クリスタ
こんな人に向いてると思います。とにかくライト、描きっぱなししたい人。アナログならコピー用紙にガンガン鉛筆で描いてすぐ次に行きたいような人。描いたものを印刷しない前提。
iPad Pro で描くメリット
制約が強い、だから速い。
iPadでのお絵かきの真髄は「制約」だと思う。他の人のレビュー見てると真逆の意見が多くて「思ったより機能が少ない」とか「cmd+Zができなくてしんどい」などの話を良く聞きます。
でも、それが良い。
できないことが多いからこそ、描くことに集中できる環境が嫌でも作れます。機能が多かったり選択肢ごあるとついついやり込みたくなって時間がかかる、結局はカロリーが高くて続かなくなる。このあと紹介するpaperだといい意味で使えるツールがないので頭使わなくていいのが本当に楽ちんです。
おすすめのアプリ
わたしが使ってるツールはもっぱらpaper。 クリスタもサブで置いてるけど普段使いと楽さでいうと圧倒的にpaperに軍配。
Paper — FiftyThreeを App Store で
paperの特徴
- ペンの種類は7種類のみ
- それぞれペンの太さが決まっていて変えられない
- レイヤーの概念はないがアナログのように重ね塗りできる
- リサイズも回転すらもない
- バック機能はあるけど基本は1発描き
という感じ、アナログのお絵かきに近い。不便なことももちろんあるけど振り返らない精神でお絵かきできるので線に迷いがなくなるのと、良い意味で細かいことを気にしなくなる。
iPad Proが向いてない人
- 厚塗りの人
- エロゲみたいな絵が描きたい人
- キャンバスサイズが2,000〜pixel超えないと描けない人(細密系
- 印刷物の原稿を描きたい人
- 特定のソフトの加工やブラシがないと駄目な人
iPadでpixivで爆発的な人気絵を描くような絵師さん達みたいな絵は描けません。エロゲみたいな厚塗りとか1万pixel超えるようなクリック推奨みたいな細密画とか向かない。やろうと思えば出来ると思うけど、たぶん画面サイズも足りないしメモリとか端末のスペックが追いつかないと思う。
というか絵描きのために作られたツールじゃないから普通にPCと同じことを求めるのはちょっと期待し過ぎだと思う。
iPad Pro を買ってからの変化
買ってまだ半月も経っていませんが、いまのところほぼ毎日絵を描いてます。しゅごい。
ブログ用に描くのもPC着彩の時と比べて疲れていても苦じゃないし、1つの記事でいくつも挿絵入れたくなるくらいポンポン描ける。今までが限りなくゼロに近かったから劇的な変化と言っても嘘じゃない気がする。
このブログの挿絵は1つ描くのに基本5分〜10分くらいで仕上げるように心がけてます。絵を描いたら文書を書かないとブログにならないしね、ひん。
布団の中でゴロゴロしながら描いたり、お風呂を入れてる間とか隙間時間でチャチャっと描き出して用ができたらポーンっとiPadを投げればいい、そしてまた再開する。この手軽さが果てしなく楽。楽だから続く。本当に買って良かったと今のところ胸張って言える。
お絵かき専用のガジェットでもないから万が一合わなかったわ〜ってなっても大丈夫。Kindleも読めるし、ネットもできるし、Netflixで映画見るのに丁度いいし、絵描かなくても十分使えます(笑
気になるなら、買いどきです。
ではまた( 'ω')スワーン