スワンのラクガキ報

働くUIUXデザイナー。油絵を描いたり、コードを書いたりも好きです、マイブームは読書。 多摩美油画卒 / 土日は絵描き / すぐDIYするマン / Twitterで発信しつつ、はてなとnote中心にデザインやデザイナーに関する絵ブログを描いています。 note📖: https://note.mu/shiratoriyurie

何が私たちの読書を邪魔しているのか。

どうも、スワンです( 'ω')

バタバタしていてブログが空いてしまったけど、この春もせっせとブログを書いてます。ここだけの話、こっちのエントリーの方が先に書いたのに誘惑というのは果てしないもので、先日開催された「UI Crunch #13 娯楽のUI イベントレポート」が自分でも想定外に熱量出しすぎてしまって(うっかり1万文字超えた)こっちが後手に回ってしまった。

note.mu

気を改めて、はてなでもゴリゴリ書いていきます。 ここ1ヶ月くらいインプットの波に溺れていて、そうそうこのこともそのうち書きたいなあと思ってるんですが、インプットってアウトプットしないと出来なくなっていくんですよね。身につかない、とかじゃなくて。頭の余白がびっちり埋められてしまうから「もうらめそんな入らないよう...」という脳みそのSOSを感じるのです。

ということでこの春も盛大に脳みそ吐き出して行クべく、書きたいことがふつふつと湧いてきたので今回は「読書」について。ここ最近、実は何かと気に病んでいたことについて書いてみようと思う。

目次

まえがき

以前に記事に書いたこともあったが、仕事を始めてから年々読書が好きになりつつある。

デザイン書や技術書を読見始めたのが最初のきっかけだったけど、そのうちむしろ「仕事しているだけでは身につかないけど知っとくと面白いこと」により関心が向く近頃。心理学や話術、はたまたお金や宗教の話などもう最近はなんでもいいから読み漁りたい衝動に駆られて以前自分へと課した積ん読ルールも破りつつある(以前までは10冊までは買い込んでいいと決めていた)

note.mu swan.amebaownd.com

春とはいえ、これは本への発情期か。

流石に年間100冊読んでます!みたいな本の虫の中の虫みたいな人たちには到底敵わないが、学生の頃に比べれば本への、言い換えれば知識欲というものは年々うなぎ上りの右肩上がり。なんだろう、ジャンプの来週号が気になってもがき回るような気分と言えば伝わるのかな(多分伝わらない

何が私たちの読書を邪魔しているのか

さて、私の発情の話は置いておいて本題について考えてみる。

ここまで書いた通り、めっちゃ読書したいのである。新しい本を読みたくて読みたくて本屋に行けば片っぱしから気になる本を手にとってはメモって帰る日々。しかしこれほど読みたいという欲求に対し、なかなか捌ける読書の総量が増えていかない。こんなに熱いパッションがあるなら一日三冊くらい読めてもおかしくないと思うんだがどうも世の中はそんな御都合主義じゃないらしい。

しかしその理由が意外にもわかったのは、この土日に久々に手を出したAmazonの月額サービス「Audible」の1ヶ月無料トライアルに再チャレンジしたことがきっかけだった。

以前まだサービスが出たてのほやほやだった頃は本当に本の種類がなくて、正直私には落語を聴くぐらいしか興味が持てるものがなかったからすぐ解約してしまった過去があったものの、久々に開いてみたら何冊か読んでみたいと思ってAmazonの欲しいものリストに入れていた本があったので一念発起して登録してみたのが先週末である。

そんなひょんなことをキッカケに、改めて私たちの読書の敵をまとめておこうと思う。

どれくらい今読んでいるのか

Audibleの話に入る前に、今の読書量を確認しておこうと思う。

私はEvernoteに何を読んだのか「絵のない本」と「漫画」にざっくり区分して記録を残している、私が自分の中で定義している読書は「絵のない本」の方なので、久々に実用書にフォーカスして振り返ってみる。

2015年が「17冊」。だいたい月に1冊をちょっとを読んでいることになる。まあ、本を読み出したビギナーとしてはそこそこ頑張ったんじゃないかと勝手に思っておく。

続いて2016年が「24冊」、比較すると+7冊増えて月に2冊ずつ読んでいる計算になる。だいたい2週間かけて1冊を読んでいることになるので、そう思うと結構本人としては読んでいる気はするもののいまいちスピードにかけると思った。

そして去年の2017年が「33冊」で前年度比で+9冊。ギリギリ月に3冊読んでないかどうかのラインである。

そしてすでに4ヶ月が過ぎた2018年、現在は16冊で、換算すれば月に4冊ちょい読んでいることになる。1冊1週間、これが続けば年が明ける頃には4冊×12ヶ月=48冊が読めているはず。

1週間に1冊読みたいな〜なんて漠然に以前は思っていたけれど、数字にしてみると年間100冊読んでいる人の半分にも満たないわけで彼らの異様さに脱帽と尊敬の念が湧き出してきた。月に8冊+αを読めば年間100冊になりそうだけど、私の脳みそでは右から左へ流れ出るのが目に見えているのでやめておこうと思う。少なくとも今のうちは。

で、結局誰が邪魔ものなのか

さて、本題に戻る。

振り返ってみると、1年を増すごとに月に読める冊数が1冊ずつ増えていっているのがわかる。正直実際はもう少し月ごとでムラはあるが、均してみればたいした誤差ではないと思う。

でも実際に読んでいると、進捗にはかなりムラがある。読む気はある、でもめくってもめくっても中々終わりに近づかないときがどうしてもある。

その要因は以下の4つかなと思う。

読む環境

意外と読書に適した環境ってハードルが高いんじゃないかと思う、特に自宅。

私の家はいわゆる椅子がない。座椅子と座布団的な奴が2枚あるだけで、いわゆるダイニングテーブルみたいな足の高いテーブルや椅子もない。つまり自然と座椅子か床になるわけだが、肘を突くにもローテーブルは高さが合わないし姿勢が悪くなるのが気になる。

なので正直なところ、わたしは大半の読書の時間を布団の上で過ごしている。南向きの部屋なので午前中なんか抜群に気持ちのいい日差しが入るし、そこでコーヒー飲みながら本を読んでいるとそれだけで幸せパラメーターがうなぎ登りになる感覚があって非常にお気に入りである。

全体は良いのだが、本を読むに布団が適しているかというとやっぱりそうとは言い切れないところがある。当たり前だけどタイミングをミスると眠くなるし、日の登る位置によっては眩しすぎて本が読みにくい。枕元にあるiPadNetflixの続きも気になるし、忘れていた書類整理を思い出して起き上がってみたり友人からの連絡に耽ってしまうときも多い。環境維持の困難さは計り知れない(文章にしてみるとワガママである)

例えばオフィスだったら腰が痛くならない良い椅子もあるし、空調も整ってるし、変に日差しが入ることもないし誘惑も少ない。まあオフィスで読書は早々しないから比較していいものかとも思うけど、少なくとも読むための環境の理想には近いと思うが早々自宅にオフィス環境はなかなか作れない。フリーランスの人の自宅環境がめちゃくちゃ知りたい。

読む体力

環境と相互影響してるとも思うけど、最近思うことは「読書は体力勝負」なところが大きいなと思う。

筋肉があればなんでも出来るみたいな言葉もどこかで聞いた気がするが、貧弱な体では毎日毎週本を消化できない(気がする)

楽な体勢で読めばいいじゃないか、という声が聞こえてきそうだけど楽な体勢というのはなかなか持続性がない。寝転がれば腕が疲れるし、背筋を曲げて読めば肩が痛くなる。本によっては本の重さで手首が辛くなることもある。

最近はストレートネックなんて症状もよく聞くようになったからやっぱり姿勢を正して読むのかまだ一番良さそう。でも正しい姿勢ってすごい疲れるんだよね、なので今は体幹を鍛え中です。笑

読む気力

気力も大きい。

仕事で焦っていたり、プライベートでイライラしていたり、マルチタスクに埋もれているときは中々本を読もうという気分になれない。要は頭の中に余白が全くない状態なので、そもそもインプットする余裕がないのだからまずは余白を作ることから始めないといけない。気分になれないだけなら無理やり読めばいいんだけど、こういうときに読んだ内容にかぎって全く覚えてなかったりする。あと普段の倍くらいスピードが落ちる。果てしなくコスパが悪い。

こういうときは無理せず先に心配事を片付けておいた方が良い。忙殺されない余裕を作る生活サイクルを作っていく。自分の仕事を手放したり、続けていた習慣を見直したり無駄を取り除いていく。

加えて読書は「気分が良い」ときに取り組むのが必勝法だと思ってるのでまずは自分の気分をよいしょすることから始める。お気に入りのマグカップを用意してちょっといい豆のコーヒーを淹れたり、リラックスできるルームウェアを選んだり、私は好んで日向ぼっこをしながら読書をすることが多い。

読む時間

これはもう言うまでもない。みんな仕事やらプライベートやら色々あると思うけど断捨離しよう。それ以外の解決策はない。笑

移動時間を使ったり朝ちょっと早起きしてみたり帰宅時間を1時間早めてみる。時間は有限、なにかを削るしかない。もしくは読むスピードを何倍にもあげる。

自分もやりたいこと多すぎて爆発するタイプなので、常に「いまこれに集中する必要あるか?」ってよく自分会議してます。

そこで聴く読書!

広告みたいな言い方で警戒されそうだけど(笑)まとめると聴く読書はこれらの問題を見事に吹っ飛ばしてくれる。

  • 環境を選ばない
  • 体勢を選ばない
  • 読むより気力がいらない
  • 倍速で強制的に速読できる

私の場合は朝、起きたらまずイヤホンをつけてそのまま本を再生し始める。そのまま顔を洗って、コーヒーを淹れて朝の準備をする。今日の服を選びながら軽く軽食を口にして、そのあとおもむろに化粧をはじめる。家を出るまでのトータル1時間ちょっと、なんと丸ごと読書に当てられる。そのまま電車に乗って会社に向かうので、加えて30分近く追加されるので午前中だけで1時間半の読書ができる。

まあ流石に独身の特権みたいな時間の使い方だけど、移動とか家事とかの細切れの時間に読書が並行できるのは中々大きい。本当に頭に入ってんの?って言われることもあるけど、まあそういう種類の本を選んでるっていうのもある。

余裕があるときはメモを取りながら読書するとなお良い、スピードはそのままにメモが取れるから読むことを中断しなくて良いから大幅に時間も稼げる。

今後の課題

正直Audibleは日本での認知度もユーザー数もないし、ぶっちゃけこのペースで聴き続けてるとあっという間に読みたいラインナップを聴き尽くしてしまいそうなので考え中。月額だし読むもの無くなったらそこで契約終了させる予定だけどお願い...Amazonさんこっちにも投資して...!!!

でも「聞く」という形式でインプットすればいいかという一つの手法を見つけたことの方が大きいので、ラジオなり、動画なり、ポッドキャストなり舐めてた音声情報を搔き集め出してみようと思ってます。おすすめの音声情報あったらだ教えて欲しい誰か...情報交換しようぜ...(切実

おすすめラインナップはあまりにも有名なデールカーネギーの「人を動かす」や、最近本だとなかなか見かけない同著者「悩まずに進め」。こういう、回りくどいんだけどどこか心地よい文章を提供してくれてる本は話してさんを通して読まれた時、本当に話しかけられてるような気分になります。気持ちいので是非。

↓紙はこちら

とりあえずAir Podsがほしくて死にそう。とりあえず手持ちのワイヤレスヘッドフォンで凌ぐけど音質より軽さが欲しいのでそろそろ散財の季節ですかね(本当に懲りない)さーて、今年もいっぱい読むぞ〜!

ではまた( 'ω')

明日から使えるCXO night #2

こんにちは、スワンです( 'ω')

今回はスタートアップにCXOが必要な理由 - CXO Night #2 に参加してきました。界隈でも有名な坪田さんが企画者となり、深津さんを始めとした超豪華な登壇者のラインナップ、さらにそれに加えて鼻息粗めの若手まで巻き込んだ一大イベントでした。

あんなにビチビチに詰まったTECH PLAYの会場を初めて気がする( 'ω' )

今回はブログ枠で参加したので早速まとめ書こうと思ったのですが、わたしが爆睡してる間に素敵なまとめ記事がたくさん流れてきたのでもう十分じゃねぇかと思って思わずiPad閉じて溜まった洗濯作業に集中しました(笑

とっても分かりやすい参加者の方々のまとめのまとめ↓

いやあ、圧倒的充実。

もう、まとめることなry

ということでここでは今回、勉強会の話題の中から「明日から使える」と思った話やハウツーを中心にまとめてみるとします。聞いて感銘を受けて終わるんじゃ意味がない。実践するまでが勉強会なんだぜ٩( 'ω' )و

目次

初級編

勝手にやる

マインドに近い話でもあるけど、他人の了承を待たないこと。ユーザのために、サービスのために試してみたいことがあったらとりあえずやってみれば良い、勝手に。

  • ユーザーテスト
  • ユーザーインタビュー
  • カスタマージャーニーマップ
  • デザインシステム
  • 改善施策
  • 発信 …etc

大抵こういうことは「コストに見合わない」「そんなことやってる場合じゃない」「ビジネスが分からないのに知ったかぶりで口出すな」とひと蹴りされることが多い。

でも許可を待っていては何も始められない、こちらにも実績がないから相手が信用しないのも一理あるし俗に言う大人の事情というやつもある。

なのでやりたい、試したいと思ったら試してから報告する。良い結果を見つけたら犬のように目を輝かせて提案すれば良い。相手にそれが響けば採用してもらえるし、それがキッカケで次は業務内でやらせて貰えるかもしれない。

自分でユーザーの現場に足を運ぶ

自分のサービスや提供したい体験について身を持って調べる、直接体験すること。

たとえばコーヒーショップを開きたいならまずは世の中のコーヒーショップがどんな物なのか虱潰しに巡る。ユーザーが何が心地よくて、何が気に入らなくて、何を求めてるのかを自分の目で、耳で、足で体感する。ブログサービスならブログを書く、配信サービスなら自分で配信してみる、マッチングなら実際に連絡してデートしてみる。

机の上やミーティングルームで「でもこういうユーザーってこう思ってそうじゃん」とか「個人的にはあんまりしないなあ」とか「これくらい訴求すれば理解するでしょ」という空想ではユーザーの本当の欲求や困ってることは見えてこないし理解できない。

頭ではなく足を使う。

デザイン以外の知識や興味を持つ

CDO、CXOと言った人たちやそれに近い思考を持っている人をどう見極める方法、もしくは目指すのに必要なもの。

デザイン以外の話にどれだけ食いつけるか

食いつくという表現は「知っている」という表面的なレベルではなく「興味を持てる」ということだと思った。なんなら鼻息荒く勉強したい、もっと知りたいと身を乗り出せるような温度感。

それは経営だったり、金融だったり、法律だったり、はたまた文化や科学や数学だったりする。デザインだけできてもできることは非常に表層的で、これからはデザイナーにとって知識や教養がとてつもない武器になると感じた。

自社の社長に「君だったらこの会社、いくらで買収する?」と言われた時にハッとしたという話は、自分に当てはめてみると本当に面白かった。

中級編

自分で物を売ってみる

自分で数字のを読んだり、PLを理解して提案したり、経営としての金銭感覚を身につけるのは話題の本やブログを読むだけでは絵に描いた餅そのもので終わってしまう可能性が高い。もちろん知らないよりは100倍いいけど、やっぱり自分で、自分のお金で試したり痛い目をあってみたりすると自然と知識や教養がフルスタックになっていく。

そこで、自分で物を売るという行為が非常におススメ。ハンドメイド作品でも、メルカリでも、フリーマーケットでも、ネット販売でも同人誌でもなんでも良い。noteのマガジンもおススメ。自分で売れば、ユーザーが手に取るときのことや、匂い、パッケージ、装丁、告知の仕方、価格や原価、人件費、在庫の悩み、はたまた自分の発想や想定していたニーズが世間から全く必要とされないこと自体を、一連の流れで体感できる。もちろん自分の懐を痛めて。

わたしも今まで自分でハンドメイド作品を販売したり、油絵を売ったり、コミケで本を販売したりしてきたのでこの話はすごく腑に落ちた。

特に在庫があるようなものだと、手ごたえが本当に手に取るように分かる。何が足りなくて、ユーザーに響かなくて、逆に当たったときの差だったり、額はどうであれ「商い」の片鱗を間違いなく感じられる。

そこで得るものは決して金額ではなくて、自分の向こう側にいるユーザーやお客さまの環境や気持ちそのものだと思う。

発信にSNSを利用する

SNS中毒という言葉が知れ渡ってからもう随分経ったけど、承認欲求を満たすのではなく「チャンスを自分で増やす」ためにSNSを使う。最初にきっかけは何でも良くて、絵を描きたいといったコバカナさんの例やわたしもグラレコの特訓として始めたし文章書くの苦手だから取り敢えず雑記ブログ書くのでもよくて、晒していく習慣はやはりインパクトが大きい。あと個人的には一つ前にあげたもの売ってみる行為にも近いと思っていて、だんだん伝え方や見せ方がわかってくるしそれはそのままリアルでも使える感覚だと思う。

あとこういう効果もある。 ちなみに話しかけたうちの1人はこのわたしです、ネットストーカーばりに不審者ですみません😇笑

自分もブログに注力して発信しはじめたこともあって、ブログ読みましたって言ってもらえることも増えた。今回のイベントでも坪田さんに話しかけさせていただいたときに「ツイートして貰った芋のブログを書いたものです」って名乗って通じたのは嬉しかったし、純粋に自分が関わりたい人、話したい人、同じ価値観を持ってる人と知り合えるチャンスにしかならない。何と言ってもタダだし、最強である。

ただしフォロワー数と本人の実力は比例しないと謙虚に話していた、フォロワー2万人のコバカナさんのお話はっしっかり心にとどめておきたいと思いました。

がっかりジャーニーマップ

深津さんのお話で飛び出した「ガッカリジャーニーマップ」はとっても面白かったし、盲点だった。 ついつい形から入ってしまうと超夢物語なジャーニーマップを描いて、しかもそれが偏見に満ちたおかとちがいなものだったり、勝手な個人的脚色が入ったりすることは珍しくないけど、こんなnoteは嫌だ!を例に出してくれたものはどれもあるある過ぎて現場の人間は頷くしかなかったと思う。笑

↓こんなnoteは嫌だ!の例

  • 1記事が4分割にされている
  • 開いた途端にいくつものダイアログが出てくる

もっといっぱい出てたと思うけど、要は自分が純粋なユーザーだったらされて嫌なことをチームみんなで洗い出すこと。そうすると「私たちのサービスはこっちに進んではいけないよね」っていう地雷が明確になって、みんなでシェアできるので凄く効果が大きい。そこには「でもKPIが」とか「でも売り上げどうすんの」という言葉は入ってこない。純粋にユーザーの気持ちやニーズを理解し、嫌がること、騙すようなことをしない。ただそれだけのことがどれだけサービスの成功に大きな力をもたらすかを、チームで、組織で理解することはとてつもなく重要になってくる。

師匠を見つける

この人と働きたい、この人といたら人生面白くなりそう、そう思える人を見つけて思い切って話しかけて弟子にしてもらうのは成長の一番の近道。その人をの生き方や働き方を丸ごと愛せるような、一生ついて行きたいしスキルを盗みまくりたいような人が見つかったならとてつもなく幸運なことだと思う。わたし自身にとってもいるし、最近はそう思える人と新しく知り合える機会もどんどん増えてきて凄く楽しいし活力になる。

思い切ってその人の懐に飛び込んだり、メンターのような立場になってもらう。めちゃくちゃ勇気がいることに見えるけど、英語を喋るのと一緒で、恥を捨ててぶちかましてしまえばなんとかなったりするもの。それで断られるのは、たぶん自分の中に後ろめたいものや相手を利用してやろうといった汚くて利己的な匂いがするときだけだと思う。

そんでもって自分もそんな風に思ってもらえるようなデザイナーになっていきたい。

上級編

相手の言葉で話す

ここまでさんざん色んなことを書いたけど、結局現場でうまくいかないときや理解してもらえない時の原因の大きな一つは「相手の立場で言葉選びや提案ができない」ことという話も非常に頷けた。もちろん本当にどうしようもない相手の時もあるかもしれないが、大概目の前の相手にデザインのことが理解してもらえないのは相手の立場や感情、困ってること、嫌なこと、叶えたいことを理解できていないから。その上で、相手の欲しいものと自分が叶えたいことが交差する場所にピンを打って話をすることが大切。

自分のやりたいことを羅列するのは、提案ではなく単なるわがままだと思う。そこに他者が存在しないから。

特に大切なのは順番の話で、デザイナーが「でも私のいる現場だと難しくて」と嘆く提案の大半は「経営のこともわからないくせに」と勘違いされるような内容で話してしてしまうこと。本当はサービスが良くなって売り上げも上がって欲しいとデザイナー自身も同じように感じているのに「ここに広告を置くのはユーザーのストレスになるのでやめたいです」から話し始めては「ここの売り上げは莫大なのにどこで営利を立てるんだ!」と怒られること間違いなし。笑

まず相手の不利益を見つけてあげること。例えば「ここの広告の売り上げは大きいですが直帰率が多く、訪れたユーザーの70%が二度と再訪問をしない状況です。」といった相手にとっても解決したい課題を先に提示し、そこから広告を別の場所に動かすのか、全く別の方法を探すかを一緒にすれば良い。お互いのゴールをどれだけ近づけることができるかが重要になってくる。

ただこれができるためには自分で数字を読んだり仮説を立てたり、さまざまな情報を自分で組み立てて伝えて納得してもらえるだけの力が必要になる。それを身につけるのは、これから事業やビジネスに本気でデザイナーとして関わっていきたいなら、食わず嫌いせずにまずは楽しんで進んで身につけていくこと(自戒を込めて

マネジメントと手を動かすバランスをとる

マネジメントや経営にどっぷりな期間があってもいいけど、どんなに長くても3年とする。3年以上現場から離れて手を動かさなかったら現場に戻るのはなかなか難しいし乖離も大きくなる。1〜3年のスパンで集中どきをきめてマネジメントしたり、経営に参加してみたりする。そこで得たものをまた1デザイナーとして現場に持ち帰る。

自分の中でバランスをとって、デザインとビジネスを行き来すること。

1発目で数字を作って信頼を得る

ぶっちゃけ一番ハードルが高いと思ったけど、いづれやっていかなければいけないこと。人間見た目が9割なんて言葉もあるけど、結局相手の印象や信頼を勝ち取るのは「最初」が一番やりやすい。一度ついたレッテルや、印象をひっくり返すことはそうそうできないし、出来るとしても相当なカロリーと時間を使う。

ここまでまとめてきたことを着実に行い、まずはちいさな「1発目」から初めて、徐々に大きな「1発」をかませるようになること。一度もらった信頼や出せた成果を最大限に活用し、相手の利益を最大化させ、デザインはビジネスにとって持ちつ持たれずなものであることを体感してもらえるような働きをすること。デザイナーってそういう職業だってデザイナー以外の人に知ってもらうこと。

イベントを終えて

書いてみて、改めて盛りっ盛りで超ハイカロリーな勉強会でした。最高でした。

デザイナーの領域が広がりつづけていると囁かれる業界で、本当の意味で領域を広げている人はまだまだ少ないと思うし、なんちゃってデザイナーという言葉がトーク内でも出たけど本当に気をつけないと「表面上のUX」を語ってしまうことも少なくない。はたまた「ビジネス理解してるつもり」や「ちょっと口が上手い」デザイナーで終わってしまいただの作業者として取り残されるような、そんな大きな時代の波が来てる感じを自分の中でもビシビシと感じる。

そんな大きな変化を嗅ぎ取り、どうにか足掻いて変わろうとする人たちの話や熱量はとてつもなく、懇親会でもほとんどがはじめましての人なのに妙に楽しく話題に困ることはほとんどなかった。わたし自身もまだまだ課題の山積みだし、やりたいことだらけだし、会いたい人だらけ、働きたい人だらけで昨日は帰ってもなかなか寝付けなかったぐらいだった(笑)

あとがき

明日から使える、という軸で今回参加レポートをまとめましたが本当にここから。どれだけこの熱量や取り組みを自分達が現場に持ち帰って差し込んでいけるかが肝だと思うので、じゃんじゃん試して楽しんでいこうと思います。

最後に当日にツイッターでも流していたグラフィックレコーディングも載せておきます。

ではまた( 'ω')スワーン

勉強会でグラッフィックレコーディングを6時間ぶっ続けで描き続けてみた。

こんにちわ、スワンです( 'ω')

2/3に開催された「Creative X #1 今あるデザイナの危機に立ち向かう知識」に参加してきました。デザイナー向けのイベントでかつ土曜日だったのに参加者は300名とっても大盛況な大型イベントでした〜

もちろんイベント自体もすごい良かったんだけど、今回は昨年の年末ぐらいから取り入れだしてたグラフィックレコーディングをライブで実践して練習してみようと思って散財したipadちゃんと共に馳せ参じました( 'ω')>

swaaan.hateblo.jp

ちなみに今回、意気揚々と現地に着いたものはいいもの六本木一丁目が複雑すぎて会場着くのに半泣きなりかけるほど迷いまくった・・・(笑)いろんなところ不法侵入した気がする。

でもどうにかたどり着いてみたら、DMMの会議室までの道のりとイベントスペースが禿げそうなほどにオシャレだったのでビビりまくりでしたがとっても居心地のいい場所でした。

グラフィックレコーディングとは

さて、まだ日本ではまだ馴染みのないグラフィックレコーディング、略してグラレコですが最近じわじわと流行りを見せてきているみたい。要は議事録を絵で描くようなイメージ。

「グラフィックレコーディング」とは、会議やミーティング、あるいはカンファレンスやワークショップなど、さまざまな立場の人たちが集まる場所で行われる議論を、グラフィックによって可視化することで、より良い対話をもたらし、課題解決に導く手法です。

ただ絵に起こすだけではなくて「議論の関係性」や「流れ」をそのまま絵にするので後から見てもどうやって話が流れて行ったかがわかるし議論で使うと「あれ、さっきまでなんの話してたっけ?」という相関性があやふやになることがないので会議全体を直感的に巻き込み、議論の精度や密度をあげることができる優れものです。

グラレコのやり方がとっってもわかりやすいオススメの本はこちら↓

本来はミーティングなど大勢の場でやるものなのですが、まだリアルタイムで人の会話を聞き取りながら実践する機会がなかったので今回勝手にライブでipad上で実践してみました。ミーティングだけでなく自分用のメモや企画案出しにも使えるので、今までは個人的な利用に止まっていたけど今年は表舞台でも使っていきたいと思っていたので特訓だと思い6時間ぶっ通しで描き続けてみました。

今回は絵で語る、ということでグダグダ語らず早速行ってみよう。

目次

session 1 C × チームビルディング

『デザイナとチームが、意識すべき結果とは』

・株式会社LIG 経営企画室長執行役員 須田允
・株式会社DMM.comラボ CDO 赤坂幸雄

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session 2 C × スタートアップ

『デザイナの創業期における役目とは』

・モティファイ株式会社 CEO Gustavo DORE  
・株式会社DMM.comラボ クリエイティブディレクタ 光岡いさお

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session 3 C × 商標

『デザイナが知るべき法律と強みとは』

・株式会社コロプラ 弁理士 佐竹星爾
・クリエイティブディレクタ 石坂昌也

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session 4 C × グローバル

『デザイナーが海外で戦う、とは』

・株式会社メルカリ デザイナ 鈴木伸緒
・クリエイティブディレクタ 玉木穣太

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session 5 C × 文字

『デザイナに知ってほしい文字のこと』

・株式会社モリサワ フォントデザイン部 富田哲良
・株式会社DMM.comラボ アートディレクタ  細川絵理

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session 6 C × ユーザーエクスペリエンス

『価値を生み出す、体験の作り方』

・株式会社ラナエクストラクティブ アートディレクタ 新井俊樹
・チームラボ株式会社 渋谷 直毅

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グラレコを終えて

超、疲れました(笑

絵に描きまくること6時間、総数はなんと22枚。 どのセッションも密度が濃いから聞くだけでもカロリー高かったけど、みなさん赤裸々って感じがヒシヒシと伝わってきて聞いていてもすごくワクワクしました!

・・・まあ、腱鞘炎になるかと思ったよね( 'ω')笑

改善ポイント

今回ライブで実践して見て改善できるなと思ったこと。

* 参加してない人には理解しにくい情報量かも
* ワンテンポ遅れて絵が完成するのでもう少しスピードが必要(議論だと白熱した時に追いつけないかも
* 対談だったので議論ほど流れが明確じゃないので流れを図示するのが難しい
* フォントの話など表現が繊細なものはグラレコしにくい(笑
* 1対話を1枚にまとめたかったのでキャンバスサイズが広げられるアプリの方がいいかも

一番あげたいのはスピードと関係図の図示スキルですかねえ。後半になる程、テキストが増えているので振り返って見ても頭の疲れを感じる(笑

ライブで描くのはやはり頭や手のトレーニングになるので「まだ人前でグラレコするのはちょっと怖いかも・・・」という人にもオススメです。集中力もつくし、個人的にもこの日でだいぶ感覚は掴めたし、意外にも聞き取れるなって思ったのでガシガシ実際に使ってみようと思います。

グラレコに移行してから、箇条書きのメモと比較するとやはり見返さない確率が高いので、やはり絵で残すのはやはり自分の性分にあってそうです。Evernoteだと、どうも見返せないんだよなあ。みんなどうしてるんですかね気になる。

ということで、ひとり耐久6時間グラレコでした。は〜お絵描き楽しい〜〜〜

ではまた ( 'ω')スワーン

芋から考えるデザイナーのセルフマネジメント

こんにちわ、スワンです( 'ω')

今日はデザイナーのスキルセットについて、日頃のモヤモヤ考えていたことを話そうと思います。

前置き

さて、なんといっても個人的去年のニュースと言えば社会人4年目になって初めてメインデザイナーとして血反吐を吐いたプロダクトのリリースです。自分で手あげたくせに何泣き言いってんだぶん殴るぞって感じですが、正直言って本当にジタバタした1年だった。

なんでキツかったって、もちろん色んな要因はあるけど、なんといっても辛かった1番の理由は「セルフマネジメント」が思うようにいかなかったことだと思う。なので今回はデザイナーのスキルセットをベースにセルフマネジメントについて体感したことをまとめて書こうと思います。

目次

本当に自分をコントロールできてるかって話

「あなたは自分のタスクをほぼコントロールできてますか?」

仮に読んでる人が新人時代を終えた以降ぐらいを想定するとして、結構な人がYESと頭を縦にふる気がする。

いや、だって2年以降って言ったらそこそこ仕事をこなしてるわけですよ。そこそこ打たれながら仕事覚えて、そこそこ評価されて、そこそこに大きな仕事をして、運良ければ数字に繋がって、そこそこ自分の仕事にプライドを持ち始めちゃう時期です。自分が積み上げてきたものを「ろくでもないですよはっはっはー!」と笑い飛ばせる人はなかなか居ないと思う。表立っては言わないけど「賞賛されるものではないかもしれないけど自分にとっては大きな成長で、必要なものだった」と思わなければ自分との折り合いがつかないのが健全な思考だと思う。

そのタスクは誰かが洗った芋ではないか?

突然ですが私は芋が好きです、特にサツマイモが好きです。

こいつ頭おかしくなったのかと思わないでください至って冷静です。で、なんで急に芋の話かって、スーパーで売ってる芋ってすごく綺麗じゃないですか。洗わなくても食べれそうなぐらい(洗うけど)綺麗な状態でお店に並んでて、その中から美味しそうなやつを選ぶわけです。私は地元の親戚に農家の家があってジャガイモの収穫とかお手伝いしたこともあるような田舎育ちなんですが、掘ったことある人ならわかると思うんですけど掘りたての芋ってドロッドロなんですよね。もう、全部泥なんじゃないかっていうくらい泥。雨上がりとかだともうすごい、爪の中は土でびっしり、洗っても洗っても落ちやしない。

で、じゃあなんでスーパーの芋が綺麗かって業者が洗ってから販売してくれてるからなんですよね。 いや、知ってるわって思うと思うんですけど。社会人1〜2年目で落ちてくるタスクってまさにこの「洗われた芋」だなって思うのです。

綺麗なタスクと泥付きのタスク

仮にこれを「綺麗なタスク」と呼ぶこととします(綺麗なジャイアンみたいなイメージ

  • 誰かがもらってきたタスク
  • 誰かが要件整理してくれてる
  • 誰かがゴール定義してくれてる
  • 誰かが課題設定してる
  • 仕様が決まっている
  • 代行できる人がいる

などなど、捉え方は広いけど。 今すぐ特に頭をひねらずに(デザインとかトンマナで悩むとかは別にして)アウトプットに集中できるタスクというイメージ。

ここで勘違いしないでほしいのは、綺麗なタスクをきちんとこなせる人って無能とかではなくちゃんと優秀だと思います。ちゃんとお仕事できる人。 でもじゃあ何が厄介って、綺麗なタスクをこなせるようになると急に自己管理能力がMAXになったような気分になっちゃうんですよね。

あなたの周りの芋洗い人

あなたのチームにはディレクターはいますか?プランナーは?スクラムマスターは?プロダクトオーナーは?あなたに具体的なタスクが落ちて来るまで、どれだけの「泥」が削ぎ落とされてるかいままで感じたことってどれくらいあるのかなって思うんです。

自分が感じているよりもずっと多く、知らないところで自分の代わりに頭を下げてくれたり、叱られてたり、そもそもこんなに仕事振ったら潰れちゃうなってタスク量調整してくれたり、やりやすい仕様に整えてくれてたり、自分の周りにいる人達がが私にとっての「ジャマモノ」を先に、しかも知らないところで片付けてくれてるんですよね。そんなことを既にわかったような気がして、実際半分も実感してないことが多い。

泥付きタスクは精神を蝕む

綺麗な芋が扱えるようになって、やっと泥付きの芋が取り扱えるようになります。おめでとうございます。え、例えが芋芋うるさくてよく分かんなくなってきたって?わたしもだよ、奇遇だね。

泥付きのタスクはとにかく最初上手くいかない、から結果的にダイレクトにメンタルにきます。

先に補足しておきますが、泥付きタスクがあること自体がやばいとか酷いって話じゃないです。むしろ泥付きのタスクって自分が責任者だったり、決定権や裁量権が大きかったり、自分から生み出したものだったりと仕事のやりがいに繋がるものが多いと思います。社会人としてもそれに着手するのは大きなステップアップだと思うし、みんな超えていく壁、ならぬ泥だと思うのです。

でもじゃあ何が問題かって、受け取った最初はそのタスクに「泥」がどれだけついてるのか理解してないこと。

そもそも泥付きのものを受け取ったりこなしたことないと、世の中にそういうモノがあるんだって気付きにくいんですよね。綺麗なタスクだけで世の中が回ってる気がしちゃう。今までのやり方で、今までの自分のワークフローでこなせるように思ってしまう。で、そのままいつも通りに手をつけて火傷したり爆発したりしてしまう事態が起こります。私はめちゃくちゃ爆発しました(笑)

そんな時にメソメソしながらいろんな本読んだり、懸命に自分の状況を冷静に俯瞰しようと紙とかに整理しだして「あ、私ってセルフマネジメントできてなかったんだ」ってある日気づいたんです。

デザイナーとセルフマネジメント

さて、ここまで異様に芋の話ばかりしてきましたがようやくセルフマネジメントの話。

ただ、デザイナーにとってのセルフマネジメントってあんまり前に出てくるスキルじゃないと思うんです。デザイナーっていったら「グラフィック!」「タイポグラフィ!」「設計力!!」「インタラクション!!!」「コミュニケーション!!!!!」とかの声が大きい。マネジメントって領域でも「育成」とか「横軸」とか少し違うことにフィーチャーされることが多い。

そもそもセルフマネジメントって「みんなできてるもの」って思われがちなんですよね。というか、それくらいできてないと社会人として恥ずかしいっていう見えみたいなものがあって、日本人って「ちゃんとしなきゃ!」っていう意識がすごく強い。 だから自己暗示に近くて「大丈夫、私は自分のことは自分でできる。セルフケアできるしなんなら周りへの気配りもできる」って思い込んでるんです。

そんな状態でじゃあ自分の環境やタスク内容が変わる時どうなるかって、自分が経験したことのないようなドロッドロの芋が時速60キロぐらいで飛んでくるイメージ。思ったより遅くねって思うかもしれませんが、ポイントは一発では「致命傷」にはならないってこと。これがまたすごく厄介。

なんか上手くいかないな、から始まって日に日に摩擦が大きくなる。 よく考えればかなり進化が必要な段階なのに通常運転のまま「普段よりちょっぴり多めのやる気」を片手に戦いに行こうとしちゃうので、結果ジリジリとダメージ食らって人知れずある日HPが0になります。

そんな変化を強いられるフェーズで且つストレスが強い時こそ、どれだけ「セルフマネジメント」できるかがすごく大切。

ベースになるセルフマネジメント

わたしはセルフマネジメントを含めたスキルセットをこんなピラミッド式に例えています。 そう、セルフマネジメントはいっっっちばん下です。つまり土台。 上の3つがよくあげられるものだと思うんですが、幻の4番目のスキル、とでもいいましょうか(オタクなのがバレるネーミングセンス

別にデザイナーに限らず全職種の人が持つものだと思うのですが、大きな変化に直面した時にセルフマネジメントできないと何が一番堪えるかって「平均点の自分が保てない」ことなんですよね。

普段から守ってくれる上長がいたり、めちゃくちゃチームの体力をコントロールしてくれるディレクターとかがいるなら話は別です。彼らがその一部をカバーしてくれてるからこちらはそこに体力を使う必要はなく、目の前の作業に集中できます。 でも1人だったり、立ち上げたばっかの少数チームだったりするとそうはいかない。

一番下の土台が崩れると、当たり前ですがその上のものは全て崩れます。要はメンタルや体調管理、自分の状況が俯瞰できなくなって「あれ、私こんなこともできなかったっけ?」と焦って悪循環が始まるわけですが、このときにどうしても今までできていたことが出来なくなる事実がなかなか受け入れられない。

セルフマネジメントできないと恥ずかしい話、色を決めるとか、UIの設計を考えるとか、締め切りを守るとか、時間内で世の中に出せるクオリティを担保するとか。超ミラクルダイナミック当たり前のことが、何年も仕事してきたはずのことが本当にびっくりするぐらいできなくなる。というか何も信じられなくなります、はい。

セルフマネジメントのやり方

①俯瞰日記をつける

人によっていろんなやり方があると思うんですが、とりあえず私がやったことを書き連ねようと思います。

毎日、日記を書きます。

え、初歩的すぎるって?でも意外とみんな疎かにしちゃうんですけど毎日メモを取る習慣ってセルフマネジメントに限らずいろんないい効果があるのでぜひ試して欲しいです。

www.lifehacker.jp

書くことは、あなたの健康に素晴らしい影響を及ぼします。クリエイティビティを保つこと以外にも、日々の生活のストレスを解き放つ働きをしてくれるのです。この精神的・感情的なメリットについて、クリエイティブライティングの視点から紹介したことがありました。でも、何もフィクションを執筆する必要はありません。毎日の「素晴らしいこと」を記録するだけでも、自尊心を高める効果があるのです。

書くという行為は、それだけでストレスを減らすし自尊心を高める効果があるそうです。しゅごい。

書き続けることで、複雑なアイデアを効果的に処理し、伝えることができるようになります。さらに、重要な情報を記憶したり、新しいアイデアブレインストーミングにも役立ちます。

要はとにかく頭の中でどんぱち起こっている情報の錯綜をまとめ、俯瞰し、理解する力が養われます。毎日ミーティングのまとめ役やってるような感じ。なのでミーティングのスピードについていけない、なんの話してるか分からなくなるといった悩みを持っているような人にもお勧めできるトレーニングだと思います。

なのでこんなITが進化した世の中ですが、私もまずは手書きのノートで始めてみました。ロフトに行って、テンションが上がるデザインで且つ薄めのものを購入しました(分厚いと挫折した時に嫌な気分になりそうだから)

私が買ったのはこちら↓

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見返してたらこのブログの元ネタもここから来てたみたい。オススメポイントは方眼紙なことと適度に紙がクリーム色で雰囲気がとにかく良い、あと横長なので長めのテキストや挿絵を書く私には合ってた。

家の机に置いておいて、帰ったらビール飲みつつ1ページ好きなように殴り書きするスタイル。無理に綺麗に書こうとはせず、あったことを思いついたことをポンポン書いていきます、感想でもいいし事実でもいい。嬉しかったこと、困ったこと、嫌だったことなどありとあらゆる事実や感情を思い出せるだけ書き出します。

ムカついた日はきったない言葉もよく書いてました

②よかったこと・悪かったことに分ける

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書き出したことを「赤のペンをよかったこと」「青のペンを悪かったこと」で先頭に印をつけていきます。 嬉しかったこと、うまく行ったことは赤、ミスしたり納得いかなかったり課題がある事象には青、とシンプルに分類していきます。

③何か変える・対策が必要なものを洗い出す

よかったことはよかったんで放っておく、あと精一杯喜んでおく。いいお酒のつまみにでもしておく。笑

もちろん日によってはたくさん悪かったこともあると思うんですが、全部が全部反省する必要はない。疲れちゃうから、それに人ってそんな焦ってすぐに一変に変われるものでもないのでひとまず落ち着いて。 本当に気になってることを1、2こ選べば十分。でもあまりに同じことが続くようだったら対策を考える方に移行する。

で、明日からできることをその周りに書き出す。 大きすぎる目標ってどうしていい変わらなくなっちゃうので、明日からすぐできる範囲での対策を考える。「メモを取る」とか「アラームをつける」とか「悩みを解決する本を探す」とかそういう粒度で十分だし、意外にそれくらいで解決することが多いのも事実。

その反面、わーと書き出すこともしばしば。基本は日毎の振り返りだけど特別使い方に制限はつけてないので思いついたら好きに使います(内容が恥ずかしいのでぼかしておく

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④寝る

寝ましょう、とっとと。書いた後ってちょっぴりカロリー消費するし(酒のせいじゃないと言いたい)書き出したことを頭に定着させるためにゆったりとした睡眠は大事。書いたら寝ていい、とかにしたら習慣化しやすくてよかった。

⑤気楽に続ける

1日忘れてもいい。なんなら1週間空いても全然いい。まずは自分が自分にストレスをかけないことが大事、自分くらい自分でよしよししてあげましょう、頑張ってるんだから。笑

私は最初の頃は書かないと落ち着かなくて(頭が整理できなくて)毎日書いてたら、日に日に「1行で書く」とか「今日はここだけまとめておけばいいな〜」と書く前に大枠が見えたり、どんどんシンプル化していった。これも思考の整理と、自分が安定した結果だと思う。あと、安定して気づいたんだけど安定するとあんまり書くことがなくなってくる(笑)何すればいいかはっきり頭でわかるようになるからあまり日をまたいで課題を持ち越さなくなった。

見返したら去年の9/14から始めたんで、途中博白紙の期間もあるけどなんだかんだ5ヶ月くらいやってることになる。やらせっぽいけどすごい効果出たなって実感してます。

最近はiPadも買ったのでデザイタル移行できないかもテスト中。

swaaan.hateblo.jp

技術者こそセルフマネジメントが必要

つい目先の技術に目が行きがちな職種ではあると思うんですが、その下にある自分のモチベーションを含めてコントロールできるようになってはじめて「いつでも良いものが作れる」プロのデザイナーだと思う。

どうしても目に見えるスキルじゃないから、なんとなくみんな出来てるつもりになるけど改めて本当に?できてる?と見つめ返すことは大事だなあと思うこの頃。そして周りへの感謝を忘れずに。少しずつ、着実に、徹底的に泥使いになりたい。

ではまた( 'ω')スワーン

絵を描く時間がない!と嘆く人はとりあえずiPad ProとApple Pencil買えばいいと思う

どうも、スワンです( 'ω')

再三、騒いでるのですがiPad ProとApple Pencil買ってから軽めに人生変わりました。いやホントに真面目に。めちゃくちゃ描くようになった今のところ。

iPad Proすごい

アップルさん本当にありがとう。 仕事がらPC本体を持ち歩くことが基本多かったからまさか板とペンに救われる日が来るとは思ってもみなかった。なので今回は働きだして絵を描く時間が取れなかったり、iPad Proで絵を描くのどうなの?って買うのを渋ってる人の参考になればと思います。

とはいえ 万人ウケするアイテム ではないと思うので、どんな人に向いてるかとか、思いのほか良かったことを中心に書こうかなと思います。

目次

買ったもの

わたしのお絵かき事情

今思えば幼稚園くらいから絵を描くのが好きでずーっとお絵かき帳を描き潰してたし、小中は防火ポスターとかで賞狙って図書券荒稼ぎするのが楽しかった。 元エンジニアの父の影響もあって小6ぐらいでホームページビルダーで遊びだして、中1くらいで初めてペンタブを触って感動した。PhotoshopはCS初代を大学に入るまで使い倒した。

高2までは高校の美術の先生になりたかったし、最終的には進路を美大に志望変更して美術予備校に通ってどうにか某美大に入るところまでこじつけた。 現代美術も良かったけど、まったりイラストを描くのもやっぱり好きで、コミケも行くしデザフェスも行ったし挿絵の仕事もたまにしたしゆるーっと何かしらを描いていくと思ってた。

そんなわけで、自分でもそこそこ絵が好きな自負はあってなにかと描き続ける人生を過ごしてきたわけだったけど、就職と同時にこれがガラリと一変する。

働きながら描く難しさ

もちろん仕事は楽しかったし、デザインも開発も好きだったけど、創ることは別に続けたかったのでわざわざ家にアトリエスペース作って両立を目論みた。

ところがどっこい、それがただの物置になったのは一瞬だった。

社会人、やりたいことありすぎ

びっくりするくらい時間がない。時間がないっていうと日頃の効率化が出来てない感じがしてあれですが。 仕事で身につけたいこと調べたいこと山積みだし、仕事関係含め読みたい本爆増して積ん読パラダイスだし、土日しか休みがないから美術館に出かけたり人に会うとか買い物とか物理的なイベントごとが集中しがち。

私にとっては隙間時間に「机に座ってペンタブを持つ」って行為がとにかく重すぎた。それに引きずられたのか油絵とかアートの描く時間もほとんどなくなった。

こんなんじゃ駄目駄目じゃんかーって思いながらも行動できなくて、どこか後ろめたい気持ちでずっと過ごしてました。

iPad Proを買うきっかけ

そんなとき、知り合いがiPad Pro買ってきてしました。しっかりペンまでセットで。 ちょっとだけ…特に考えもせずに触って落書きさせて貰った。

衝撃が走った

先月Go Pro買ったばっかでガジェット買いすぎだったから本当に悩んだけど、ここまで発作的に欲しくなることって1年にあるかないかだからここは本能に従いました(負けました

さて、無駄に長くなった熱い気持ちと前置きはこのくらいで。さっそくiPad Proについてレビューしたいと思います。

iPad Proが向いてる人

ズバリ、明確に言えるのは

質より量タイプ

  • とりあえず毎日描きたい
  • 線画だけでガリガリ描きたい
  • 水彩ブラシとかでで少し着色すれば十分
  • 解像度とか気にしない
  • ネット完結
  • Twitterとかに気軽に吐く用
  • 原稿の下書き@クリスタ

こんな人に向いてると思います。とにかくライト、描きっぱなししたい人。アナログならコピー用紙にガンガン鉛筆で描いてすぐ次に行きたいような人。描いたものを印刷しない前提。

iPad Pro で描くメリット

制約が強い、だから速い。

iPadでのお絵かきの真髄は「制約」だと思う。他の人のレビュー見てると真逆の意見が多くて「思ったより機能が少ない」とか「cmd+Zができなくてしんどい」などの話を良く聞きます。

でも、それが良い。

できないことが多いからこそ、描くことに集中できる環境が嫌でも作れます。機能が多かったり選択肢ごあるとついついやり込みたくなって時間がかかる、結局はカロリーが高くて続かなくなる。このあと紹介するpaperだといい意味で使えるツールがないので頭使わなくていいのが本当に楽ちんです。

おすすめのアプリ

わたしが使ってるツールはもっぱらpaper。 クリスタもサブで置いてるけど普段使いと楽さでいうと圧倒的にpaperに軍配。

Paper — FiftyThreeを App Store で

paperの特徴

  • ペンの種類は7種類のみ
  • それぞれペンの太さが決まっていて変えられない
  • レイヤーの概念はないがアナログのように重ね塗りできる
  • リサイズも回転すらもない
  • バック機能はあるけど基本は1発描き

という感じ、アナログのお絵かきに近い。不便なことももちろんあるけど振り返らない精神でお絵かきできるので線に迷いがなくなるのと、良い意味で細かいことを気にしなくなる。

iPad Proが向いてない人

  • 厚塗りの人
  • エロゲみたいな絵が描きたい人
  • キャンバスサイズが2,000〜pixel超えないと描けない人(細密系
  • 印刷物の原稿を描きたい人
  • 特定のソフトの加工やブラシがないと駄目な人

iPadでpixivで爆発的な人気絵を描くような絵師さん達みたいな絵は描けません。エロゲみたいな厚塗りとか1万pixel超えるようなクリック推奨みたいな細密画とか向かない。やろうと思えば出来ると思うけど、たぶん画面サイズも足りないしメモリとか端末のスペックが追いつかないと思う。

というか絵描きのために作られたツールじゃないから普通にPCと同じことを求めるのはちょっと期待し過ぎだと思う。

iPad Pro を買ってからの変化

買ってまだ半月も経っていませんが、いまのところほぼ毎日絵を描いてます。しゅごい。

ブログ用に描くのもPC着彩の時と比べて疲れていても苦じゃないし、1つの記事でいくつも挿絵入れたくなるくらいポンポン描ける。今までが限りなくゼロに近かったから劇的な変化と言っても嘘じゃない気がする。

このブログの挿絵は1つ描くのに基本5分〜10分くらいで仕上げるように心がけてます。絵を描いたら文書を書かないとブログにならないしね、ひん。

布団の中でゴロゴロしながら描いたり、お風呂を入れてる間とか隙間時間でチャチャっと描き出して用ができたらポーンっとiPadを投げればいい、そしてまた再開する。この手軽さが果てしなく楽。楽だから続く。本当に買って良かったと今のところ胸張って言える。

お絵かき専用のガジェットでもないから万が一合わなかったわ〜ってなっても大丈夫。Kindleも読めるし、ネットもできるし、Netflixで映画見るのに丁度いいし、絵描かなくても十分使えます(笑

気になるなら、買いどきです。

ではまた( 'ω')スワーン

あしみのさんにスター貰えたから禿げそう。

どうも、スワンです( 'ω')

何気なく始めたブログですが、すでにお釣りがくる嬉しさに包まれてます。今年はスタートダッシュで、浅草のお寺さんで人生初の凶を見事に引き当てたけどそんなのどうでもよくなるくらい気持ちが吹っ飛んだ出来事がありました。

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あしみのさんからスターついとる、うそん。

突然すぎてあれなんですが、あしみのさんって言ったら勝手にわたしの中で有名人。個人的に芸能人とかアイドルとか全くはまったことないんだけど、たまにネットにいる方で猛烈にファンになってしまう謎の癖がある。

blog.asimino.com

正直なんで読み始めたのかは覚えてないんだけど(すみまぜ)書いてるブログの内容がなんか心地よくて仕事で詰まった時とかふとしたときに読み漁ってました。はてな使いこなせなくて今まで読者登録とかしてなかったんだけど(すみまぜ)アナログにそっと更新を読んでました。よくわかんないけどブリブリ言ってる投稿もなんか元気もらって好きでした。

あと素でスプラトゥーンの記事参考にしてました(笑

うーん、何度見てもスターついとる。禿げそう。

はてなのスターってものが、もはや何のための機能かすらまだ良く分かってないんだけど。このアイコンがわたしのブログに軌跡を残してくれている、え、どうしよう超嬉しい。

嬉しすぎて「そうだ!今なら読者登録できる!!!」って思い立って速攻で登録しに行かせて頂きました。この気持ちをどうにか感謝で返したいの一心。 そしたら、更なる禿げそうなnotiが届きました。

夢かな。

ああ、実はまだ元旦で夢オチってパターンかな。ってくらい目をこすりました。まだ2記事しかないブログなのに地面に頭擦り付けて土下座したいくらい嬉しい。

こんな個人名指しのベタ褒めの記事書くとそういう手法に思われそうで嫌だけど、ほんとブログのやる気100万倍増えたので率直にお礼が言いたくて記事にしちゃいました。あしみのさんこれからも応援してます、本当にありがとうございました。勢い余ってこの記事書いたので気持ち悪かったら消すのでよろしくお願いします😇

はてなでブログ始めたばっかだけど、はてなすごい。はてなさんありがとう。メルカリ然り、流行ってるものはやっぱり他社であれ何であれ使ってみるのが大切だなあと勉強になった。

あと勢い余ってあしみのさんのことばっか言っちゃったけど、記事にスターつけたり読者登録してくれたみなさん本当にありがとうございます。これで一週間くらい食べていけそうです(承認欲求怖い

ブログ、がんばる。

ではまた( 'ω')スワーン

いまさら、絵で振り返る2017年。

こんにちわ、スワンです( 'ω')

年々、体内感覚がめまぐるしくスピードアップするっていうのは本当だなあと思うこの頃、すでに今年の元旦がもう懐かしいぐらい(おかしい

ということであっという間に2018年ですね、こんにちわ平成30年。私は平成3年生まれだから後3年経ったら・・・うん、考えるのはここまでにしておこう、そうしよう。

年明けといったら新年の目標とか宣言だと思うのですが、 実家でスプラトゥーンしすぎてブログどころじゃなかった 親孝行で忙しかったのでその前に2017年がいやマジで本当に早すぎて「あれ?私なにか変わったっけか???」って案の定、不安病に襲われたので(笑)

今年もちゃんと振り返ってみようと思います。

目次

2017年に変わったこと

わーっと、仕事もプライベートも含めて書き出してみました。結構あるじゃん、よかったよかった( 'ω')ハフー

  • 青がなんとなく仕事系
  • 黄色がお金とか生活
  • 赤がプライベートとか

でざざっと洗い出してみました。もうちょいありそうだけど手が疲れたからこの辺にしとこう。そんでもって、大きく3つの変化がありそうだなって思ったのでおさらい。

仕事と環境

1.新しいチームで開発からリリース

  • サービスのリリース
  • 仕事で闇落ち
  • 1人でデザイン
  • Androidにプルリク出せた
  • インタビュー受けた
  • 勉強会でスライド発表した

何と言ってもデザイナー1人のチームでサービスのリリースをしたのが一番大きかった。社会人になって1番大きな心境の変化があったかもしれない。

今まで何やってきたんだろってくらい自分のデザインが駄目駄目に感じて、もはやオフィスで泣きすぎて会社や周りに心配されたりした(恥ずかしい)

闇落ちし落ちすぎてお世話になった元上司にサシで飲んでもらっている時に「必死にデザインやってきたつもりだったけど、今が1番自分の作るものに自信がなくて死にたい」って半べそで酔っ払ったりした(本当にありがとうございます)

この辺は今度別で書きたいけど、1人になって、今まで自分が向き合ってこなかったデザイナーとしてのスキルやら立ち回りやら、いざって時の自分のコントロール方法とか色々と持ち前がなさすぎて爆発した。

逆に今年はこの爆発要因になった不足分を埋めていくのが目標。落ち着いた人になりたい(みつを

2.ガジェットに貢いだ

ガジェット系はなんだかんだ仕事に影響するのでここに入れる(と言い張る

あ、あと描き忘れたけどGoproのHERO6も買いましたね。うん、ガジェット散財やばい。

とにかく自分の周りを自動化したりログを取るようになった1年でした。きっかけは意外にも「オムロンの体組成計」で、体重のログ取りたいだけだったのに派生してそのまま持て余していたApple Watchのアクティビティやワークアウトを使うようになりました。

  • 体重、体脂肪、筋肉量周り
  • 睡眠時間と質
  • 運動量
  • 摂取水分量
  • 移動記録

この辺を地味に取り続けてる。こんなハマるなんて思ってもみなかったので自分でも不思議。多分「体重」っていう強いログが軸になってそれを取り巻く情報も集め出して全体的に健康を意識し出した感じ。

情報溜まりだすとやっぱり楽しい、ハマるととことんな面があるのでツボにはまったんだと思う。このまま続けたい。

ipadとpencilは昨日のブログでも書いたけどこのブログ始めるきっかけにもなってるし、実際に絵を描く時間がめちゃくちゃ増えて本当に買ってよかった(と言い聞かせないとカード請求額に言い訳ができない

ものや生活に関しては環境を変えたら変わることが大きいと思ってるけど、きちんと自分の向かいたい方向に投資ができて改善ができた1年だったかも。

3.その他

  • ビジュアルレコーディング始めた
  • 他人との距離感が変わった
  • 社員証をスマホに移行した
  • 日記をつけるようになった(仕事用)

社員証はiPhoneになったので一体型にしたらすんごく便利だった。ものは少ない方がいい、少ないは正義。

ビジュアルコーディングはデザインの議論する時に、どうにも人に伝えたり説得したり、引き出す力がないように感じてミーティング方法の本を探してた時に出会った。想定外だったけど本当にいい本。

もともとイラストも好きだったのもあるけど、圧倒的に俯瞰して、かつ後からでも一瞬で物事を認識できるのがテキストの箇条書きと違って優れているところ。同じくこのブログのきっかけになってる1つ。

あとの2つは大きく捉えると一緒なんだけど、自己防衛機能を取り戻すためにしたもの。ぶっちゃけ今年は仕事で闇落ちした時に「あ、これ以上はやばい。戻ってこれなくなる」って思って、どうにか自己セーブ機能を身に付けようと思って対応を考えた。

その流れで聞き方の本やメンタルの本読んだり、とにかく自分の俯瞰するために日記つけてりした。悩むくらいならどうPDCA回せば解決するのかって方にシフトするように日々マインドコントロールした。

他人の目線や言葉尻を頭でこねくり回しちゃうタイプなので、俯瞰するって対策は合ってた気がする。ちょっとだけ時間かかったけど、今振り返るとテキメンに効いてるし随分図太くなったというか、本来のモードに戻れたので向き合ってよかったなあと思う。

お金とかライフスタイル

1.お金

  • 投資に慣れてきた
  • メルカリで売り買い
  • 東急カードGET

お金に少し敏感に、ちょっとだけ詳しく慣れた気がする。投資信託を初めて1年くらい立って、日経平均の右肩上がりと一緒に運用もうまく言ったので思ったよりは増えたので嬉しかった。あとは物の価値って一律じゃないんだなとか、世の中の裏側ではお金は全く違う形で蠢いてるのをちょっとだけ肌で感じられたりとかして純粋に面白かった。

あと信託で少し慣れたので、先月にビットコインが暴落したのをきっかけにちょっとだけ仮想通貨に突っ込んだ。まだなんともわからんことが多いけど困らないお金でまた様子見してみようと思う。

あと今更ですがメルカリでいっぱい私物を売りました。ずっと洋服専門だったのでフリル派だったんだけど今年から両刀使いになる。

カードはついに禁断のクレカ2枚持ちになってしまったので、来年きちんと精査する。

2.生活

  • 健康意識するように
  • 痩せた

ログによって健康に気を使った1年だった気がする。そんでちゃんと痩せた(元も元だけど)ベースが2〜3kgぐらい落ちてリバウンドしないからびっくり、あんまり見た目に出ないのは残念だがよしとしよう。

何したかっていうと細々してるんだけど積み上がるものだなあ。

  • 毎日体重計乗る
  • 糖質制限した(体と相談して今はやめてる
  • 炭酸水を飲む
  • 青汁飲み出した
  • サプリメントたまに飲む
  • 食べすぎたら気分で1日ファスティングする
  • 整体にちゃんと通う
  • ジムに都度会員で登録(最近はあんま行ってない
  • 腹筋ローラー買う
  • 出勤をなるべく徒歩に変更

うお、書き出したら結構ある。全般的にはベースとして食生活がよくなってる気がする。お酒がどうしてもやめられないので(アカン)代わりにちゃんと翌日以降の食事で帳尻つけるようになった。

あとは自炊する時はなるべく塩減らしたり調味料薄めにしたりするようになった。

プライベート

1.性別を取り戻す

  • ヒールを履く
  • スカートを履く
  • 髪が伸びる
  • デパコスを知る(コスメティックハラスメントな1年でした

2017年は何と言っても 「スワンが雌を出してきた」 って言われ続けた1年でした(個人的感想)

前の私を知らない人から見るとはて?って感じだと思うんだけど、比較的ガサツに生きてきた人生だったので実は変化の大きかった部分。

マッチングっていう領域に担当が変わったっていうのも大きかったし、ユーザーさんやマッチングの記事とか見て、こんなみんな努力してるんだなそりゃ可愛いわけだって納得したし尊敬した。あとは何と言っても周囲にアドバイザーが大量にいることに気づいたので、いい機会だから「女らしさ恐怖症」を患ってる自負はあったので、思い切って色々手を出してみたら生きやすくなった。面白い。

今年も乞うご期待ください。

2.新しい体験

  • キャンプデビュー
  • 未踏の島巡りした(三宅島とミクロネシア連邦
  • 原付を運転した
  • ライブというものに参戦

もっと他にもあった気がするけど、今年も今までやったことないことたくさんした。前々からやりたかったことも思ったよりできた。

まだまだ未経験なことあるなあって反省したので、今年はさらに色々と新しいことに手を出していきたい(散財に気をつけながら

2017年を振り返ってみて

ちゃんと去年も自分をアップデートできてたようです。よかったよかった。

1つ1つが本当はめちゃくちゃ濃いのにさらっと書いてしまったけど、よしとする。気長にやるには気張らない方が良さそう。

1年を思い返すのはやっぱり面白い、そんでもって何が足りなかったのかも分かるから対策立てやすい。これもあとでまとめよう。今年は、去年変われたことの2倍は新しく変わりたい。

ではまた( 'ω')スワーン

はてぶろ、はじめました。

はてなでは初めまして、スワンです( 'ω')

都内でアプリ開発しながら日曜大工やったり絵を描いたりしてる人間です。 2018年、心機一転という感じでブログを新しくしてみました。

今まではOwndでブログ書いてたのですが、仕事よりに住み分けたいのと、とにかく気軽に書きたくてマークダウンできるはてなさんに。 両方続けるつもりですが、こっちでは仕事のこととか日常のこととか、マメに頭の整理に使っていけたらなと思います( 'ω')

気楽に続けられるよう頑張るマン( 'ω')

swan.amebaownd.com

WEBデザイナーって言ってるけど今アプリ開発メインだし、月日の流れを非常に感じる)

自己紹介

簡単ですけどどんな人間かをざっくりと。

今はネイティブアプリの開発をメインにデザインをやっていて、iOS/Androidの両方をヒーヒー言いながら楽しく作ってます。

出身はデザイン系かと思いきや全く真逆の現代美術、右往左往して某美大の油絵学科からマークアップにハマってそのままIT業界に移っていきました(今も絵も描いてます) swan.amebaownd.com

あとは最近家が整ってきたので更新滞ってましたが、DIYがすごく好きです。家の家具はほとんど自作なのと賃貸の床に無垢材とか張ります。楽しい。 こちらではそんなに大工仕事について書くつもりは今のところないのですが何かあれば書こうかなあ。 swan.amebaownd.com

あと群馬出身なので何かといじられるネタは豊富です、ビバ国外扱い。

swan.amebaownd.com

はてブロでやりたいこと

絵ブログが書きたい。

かれこれ地味に夢だったのですが、絵がついてるブログって面白いし読みやすいし振り返りやすい。うん、いいことづくめ。あとは純粋にカンタンな絵が上手く速く描けるようになりたい。もっとグイグイ感情表現したい。

加えて去年、グラフィックレコーディング始めたのでそれも影響されてる。絵で残す方が振り返りやすいし振り返りたくなる気がして。最近のメモはもっぱらイラスト寄りになってきてる。

ペンタブはもちろん持ってるのですが、どうしても腰が重くなって挫折しまくり。 ところが年末に試しにiPad proを触らせてもらったらお絵描き用にものすごく良くて、良すぎてもはや禿げるかと思った。

そのまましっかりお買い上げしたので、散財が我ながら笑えないけどせっかくだから使い倒してやるつもりで行こうかと。もう少ししたら使用感レビュー書きたい。

頑張りすぎずに頑張るぞ〜

ではまた( 'ω')スワーン