スワンのラクガキ報

働くUIUXデザイナー。油絵を描いたり、コードを書いたりも好きです、マイブームは読書。 多摩美油画卒 / 土日は絵描き / すぐDIYするマン / Twitterで発信しつつ、はてなとnote中心にデザインやデザイナーに関する絵ブログを描いています。 note📖: https://note.mu/shiratoriyurie

何が私たちの読書を邪魔しているのか。

どうも、スワンです( 'ω')

バタバタしていてブログが空いてしまったけど、この春もせっせとブログを書いてます。ここだけの話、こっちのエントリーの方が先に書いたのに誘惑というのは果てしないもので、先日開催された「UI Crunch #13 娯楽のUI イベントレポート」が自分でも想定外に熱量出しすぎてしまって(うっかり1万文字超えた)こっちが後手に回ってしまった。

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気を改めて、はてなでもゴリゴリ書いていきます。 ここ1ヶ月くらいインプットの波に溺れていて、そうそうこのこともそのうち書きたいなあと思ってるんですが、インプットってアウトプットしないと出来なくなっていくんですよね。身につかない、とかじゃなくて。頭の余白がびっちり埋められてしまうから「もうらめそんな入らないよう...」という脳みそのSOSを感じるのです。

ということでこの春も盛大に脳みそ吐き出して行クべく、書きたいことがふつふつと湧いてきたので今回は「読書」について。ここ最近、実は何かと気に病んでいたことについて書いてみようと思う。

目次

まえがき

以前に記事に書いたこともあったが、仕事を始めてから年々読書が好きになりつつある。

デザイン書や技術書を読見始めたのが最初のきっかけだったけど、そのうちむしろ「仕事しているだけでは身につかないけど知っとくと面白いこと」により関心が向く近頃。心理学や話術、はたまたお金や宗教の話などもう最近はなんでもいいから読み漁りたい衝動に駆られて以前自分へと課した積ん読ルールも破りつつある(以前までは10冊までは買い込んでいいと決めていた)

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春とはいえ、これは本への発情期か。

流石に年間100冊読んでます!みたいな本の虫の中の虫みたいな人たちには到底敵わないが、学生の頃に比べれば本への、言い換えれば知識欲というものは年々うなぎ上りの右肩上がり。なんだろう、ジャンプの来週号が気になってもがき回るような気分と言えば伝わるのかな(多分伝わらない

何が私たちの読書を邪魔しているのか

さて、私の発情の話は置いておいて本題について考えてみる。

ここまで書いた通り、めっちゃ読書したいのである。新しい本を読みたくて読みたくて本屋に行けば片っぱしから気になる本を手にとってはメモって帰る日々。しかしこれほど読みたいという欲求に対し、なかなか捌ける読書の総量が増えていかない。こんなに熱いパッションがあるなら一日三冊くらい読めてもおかしくないと思うんだがどうも世の中はそんな御都合主義じゃないらしい。

しかしその理由が意外にもわかったのは、この土日に久々に手を出したAmazonの月額サービス「Audible」の1ヶ月無料トライアルに再チャレンジしたことがきっかけだった。

以前まだサービスが出たてのほやほやだった頃は本当に本の種類がなくて、正直私には落語を聴くぐらいしか興味が持てるものがなかったからすぐ解約してしまった過去があったものの、久々に開いてみたら何冊か読んでみたいと思ってAmazonの欲しいものリストに入れていた本があったので一念発起して登録してみたのが先週末である。

そんなひょんなことをキッカケに、改めて私たちの読書の敵をまとめておこうと思う。

どれくらい今読んでいるのか

Audibleの話に入る前に、今の読書量を確認しておこうと思う。

私はEvernoteに何を読んだのか「絵のない本」と「漫画」にざっくり区分して記録を残している、私が自分の中で定義している読書は「絵のない本」の方なので、久々に実用書にフォーカスして振り返ってみる。

2015年が「17冊」。だいたい月に1冊をちょっとを読んでいることになる。まあ、本を読み出したビギナーとしてはそこそこ頑張ったんじゃないかと勝手に思っておく。

続いて2016年が「24冊」、比較すると+7冊増えて月に2冊ずつ読んでいる計算になる。だいたい2週間かけて1冊を読んでいることになるので、そう思うと結構本人としては読んでいる気はするもののいまいちスピードにかけると思った。

そして去年の2017年が「33冊」で前年度比で+9冊。ギリギリ月に3冊読んでないかどうかのラインである。

そしてすでに4ヶ月が過ぎた2018年、現在は16冊で、換算すれば月に4冊ちょい読んでいることになる。1冊1週間、これが続けば年が明ける頃には4冊×12ヶ月=48冊が読めているはず。

1週間に1冊読みたいな〜なんて漠然に以前は思っていたけれど、数字にしてみると年間100冊読んでいる人の半分にも満たないわけで彼らの異様さに脱帽と尊敬の念が湧き出してきた。月に8冊+αを読めば年間100冊になりそうだけど、私の脳みそでは右から左へ流れ出るのが目に見えているのでやめておこうと思う。少なくとも今のうちは。

で、結局誰が邪魔ものなのか

さて、本題に戻る。

振り返ってみると、1年を増すごとに月に読める冊数が1冊ずつ増えていっているのがわかる。正直実際はもう少し月ごとでムラはあるが、均してみればたいした誤差ではないと思う。

でも実際に読んでいると、進捗にはかなりムラがある。読む気はある、でもめくってもめくっても中々終わりに近づかないときがどうしてもある。

その要因は以下の4つかなと思う。

読む環境

意外と読書に適した環境ってハードルが高いんじゃないかと思う、特に自宅。

私の家はいわゆる椅子がない。座椅子と座布団的な奴が2枚あるだけで、いわゆるダイニングテーブルみたいな足の高いテーブルや椅子もない。つまり自然と座椅子か床になるわけだが、肘を突くにもローテーブルは高さが合わないし姿勢が悪くなるのが気になる。

なので正直なところ、わたしは大半の読書の時間を布団の上で過ごしている。南向きの部屋なので午前中なんか抜群に気持ちのいい日差しが入るし、そこでコーヒー飲みながら本を読んでいるとそれだけで幸せパラメーターがうなぎ登りになる感覚があって非常にお気に入りである。

全体は良いのだが、本を読むに布団が適しているかというとやっぱりそうとは言い切れないところがある。当たり前だけどタイミングをミスると眠くなるし、日の登る位置によっては眩しすぎて本が読みにくい。枕元にあるiPadNetflixの続きも気になるし、忘れていた書類整理を思い出して起き上がってみたり友人からの連絡に耽ってしまうときも多い。環境維持の困難さは計り知れない(文章にしてみるとワガママである)

例えばオフィスだったら腰が痛くならない良い椅子もあるし、空調も整ってるし、変に日差しが入ることもないし誘惑も少ない。まあオフィスで読書は早々しないから比較していいものかとも思うけど、少なくとも読むための環境の理想には近いと思うが早々自宅にオフィス環境はなかなか作れない。フリーランスの人の自宅環境がめちゃくちゃ知りたい。

読む体力

環境と相互影響してるとも思うけど、最近思うことは「読書は体力勝負」なところが大きいなと思う。

筋肉があればなんでも出来るみたいな言葉もどこかで聞いた気がするが、貧弱な体では毎日毎週本を消化できない(気がする)

楽な体勢で読めばいいじゃないか、という声が聞こえてきそうだけど楽な体勢というのはなかなか持続性がない。寝転がれば腕が疲れるし、背筋を曲げて読めば肩が痛くなる。本によっては本の重さで手首が辛くなることもある。

最近はストレートネックなんて症状もよく聞くようになったからやっぱり姿勢を正して読むのかまだ一番良さそう。でも正しい姿勢ってすごい疲れるんだよね、なので今は体幹を鍛え中です。笑

読む気力

気力も大きい。

仕事で焦っていたり、プライベートでイライラしていたり、マルチタスクに埋もれているときは中々本を読もうという気分になれない。要は頭の中に余白が全くない状態なので、そもそもインプットする余裕がないのだからまずは余白を作ることから始めないといけない。気分になれないだけなら無理やり読めばいいんだけど、こういうときに読んだ内容にかぎって全く覚えてなかったりする。あと普段の倍くらいスピードが落ちる。果てしなくコスパが悪い。

こういうときは無理せず先に心配事を片付けておいた方が良い。忙殺されない余裕を作る生活サイクルを作っていく。自分の仕事を手放したり、続けていた習慣を見直したり無駄を取り除いていく。

加えて読書は「気分が良い」ときに取り組むのが必勝法だと思ってるのでまずは自分の気分をよいしょすることから始める。お気に入りのマグカップを用意してちょっといい豆のコーヒーを淹れたり、リラックスできるルームウェアを選んだり、私は好んで日向ぼっこをしながら読書をすることが多い。

読む時間

これはもう言うまでもない。みんな仕事やらプライベートやら色々あると思うけど断捨離しよう。それ以外の解決策はない。笑

移動時間を使ったり朝ちょっと早起きしてみたり帰宅時間を1時間早めてみる。時間は有限、なにかを削るしかない。もしくは読むスピードを何倍にもあげる。

自分もやりたいこと多すぎて爆発するタイプなので、常に「いまこれに集中する必要あるか?」ってよく自分会議してます。

そこで聴く読書!

広告みたいな言い方で警戒されそうだけど(笑)まとめると聴く読書はこれらの問題を見事に吹っ飛ばしてくれる。

  • 環境を選ばない
  • 体勢を選ばない
  • 読むより気力がいらない
  • 倍速で強制的に速読できる

私の場合は朝、起きたらまずイヤホンをつけてそのまま本を再生し始める。そのまま顔を洗って、コーヒーを淹れて朝の準備をする。今日の服を選びながら軽く軽食を口にして、そのあとおもむろに化粧をはじめる。家を出るまでのトータル1時間ちょっと、なんと丸ごと読書に当てられる。そのまま電車に乗って会社に向かうので、加えて30分近く追加されるので午前中だけで1時間半の読書ができる。

まあ流石に独身の特権みたいな時間の使い方だけど、移動とか家事とかの細切れの時間に読書が並行できるのは中々大きい。本当に頭に入ってんの?って言われることもあるけど、まあそういう種類の本を選んでるっていうのもある。

余裕があるときはメモを取りながら読書するとなお良い、スピードはそのままにメモが取れるから読むことを中断しなくて良いから大幅に時間も稼げる。

今後の課題

正直Audibleは日本での認知度もユーザー数もないし、ぶっちゃけこのペースで聴き続けてるとあっという間に読みたいラインナップを聴き尽くしてしまいそうなので考え中。月額だし読むもの無くなったらそこで契約終了させる予定だけどお願い...Amazonさんこっちにも投資して...!!!

でも「聞く」という形式でインプットすればいいかという一つの手法を見つけたことの方が大きいので、ラジオなり、動画なり、ポッドキャストなり舐めてた音声情報を搔き集め出してみようと思ってます。おすすめの音声情報あったらだ教えて欲しい誰か...情報交換しようぜ...(切実

おすすめラインナップはあまりにも有名なデールカーネギーの「人を動かす」や、最近本だとなかなか見かけない同著者「悩まずに進め」。こういう、回りくどいんだけどどこか心地よい文章を提供してくれてる本は話してさんを通して読まれた時、本当に話しかけられてるような気分になります。気持ちいので是非。

↓紙はこちら

とりあえずAir Podsがほしくて死にそう。とりあえず手持ちのワイヤレスヘッドフォンで凌ぐけど音質より軽さが欲しいのでそろそろ散財の季節ですかね(本当に懲りない)さーて、今年もいっぱい読むぞ〜!

ではまた( 'ω')